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ピアノを自分で調律する方法とプロに頼むメリットを解説!

自分でピアノの調律をするか、プロの調律師に依頼するか迷っている方必見!
この記事では、自分で調律する場合の方法や、プロに頼む場合のメリットについて解説しています。自分で調律するべきかどうかを迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

自分でピアノを調律するために知っておくべきこと

自分でピアノの調律をすることは、不可能ではありません。しかし、実際には覚えなければならない知識や経験、訓練で培われた技術を要します。国家資格であるピアノ調律技能検定制度もあり簡単なものではありません。そのため、自分で無理をせず、プロにお任せする方が安心です。
この記事では、自分でピアノを調律する方法とプロに頼むメリットについて解説します。

自分でピアノを調律するために知っておくべきこと

ピアノの構造と調律の仕組み

ピアノは鍵盤を押すとハンマーが弦を叩き、音が鳴る仕組みになっています。弦の長さや太さ、張力によって音の高さや質が決まります。調律とは、この弦の張力を調整して、音の高さや和音のバランスを整える作業です。
また、ピアノの弦は約200本あり、それぞれにチューニングピンという金属製の釘がついていて、このチューニングピンを専用のレンチを用いて回すと弦の張力が変わり、同時に音も変化する仕組みになっています。

 

調律に必要な道具を揃えよう

ピアノを調律するためには、いくつかの道具が必要です。以下は、基本的な調律道具のリストになります

 
チューニングハンマー

ピアノの弦を締めたり緩めたりするために使用されます。

音叉

必要に応じて周波数別の音叉を聞き比べながら基準の音(周波数)を設定するために用いる道具。

チューナー

ピアノ専用のチューナーを用いる場合があります。アプリもあります。

ロングミュート

音階を作るべく、不要な音が鳴らないよう弦の振動を止め、基音を取る作業に用いるフェルトです。

フェルトウェッジ
ゴムウェッジ

低音部は2本、中高音部は3本ずつの弦で1つの音を出している為、ユニゾンを合わせる(同じ音にそろえる)為に不要な音を止める道具

木ウェッジ

アップライトピアノ、次高音、高音部の調律時に用いる道具。隙間が狭いため、フェルトウェッジ、ゴムウェッジと同じ役目。隙間が限られている為、木製のウェッジを使います。

 

これらの道具は、ピアノを調律するために必要な基本的なものですが、プロの調律師が使用する道具や、より細部、より複雑な箇所へのメンテナンス時には、道具の種類はもっと多岐にわたることもあります。

 

基本的な調律の手順

プロにお願いする場合でも、自分で調律する場合でも、基本的な調律の手順を知っておきましょう。
 
STEP1

先ずピアノ全体を弾いて、整調を含めピアノの状態、音をチェックし把握します。

STEP2

調律に必要な道具を揃えます。基本的には、チューニングハンマー、音叉、チューナー、ロングミュートフェルトウェッジ、ゴムウェッジ、木ウェッジなどが必要です。

STEP3

一番下から黒鍵を含めた37番目のAの音が基音になります。音叉、チューナーを用いて設定したい周波数に合わせます。

STEP4

基音から12平均律(1オクターヴの音程を等しい周波数で12等分した音律)で音を設定します。

STEP5

12平均律が設定出来たらオクターヴ、ユニゾンを合わせて行きます。

STEP6

全ての音をチェックして修正が必要な個所は再調律します。

 

このように、基本的な手順でさえ、専門的な用語や技術を必要としますので、初心者にとっては難しい作業であり、慣れていない人が行うと逆にピアノの調子を狂わせたり、断線させてしまうこともあります。

場合によってはプロの技術が必要なこともありますので、自分で調律する際は、より一層、十分に知識を身につけることが必要です。特に、大事なピアノの場合に関しては、熟練した調律師に相談することをおすすめします。 

 

注意点とトラブルシューティング

まず、調律は音程の微調整ですので、一度に完璧に調律することは難しいことを覚えておいてください。慣れてくるまでは時間がかかりますので、迅速かつ確実に調律をしたいのであれば、はじめのうちから、プロへの依頼を検討しましょう。
また、ピアノを調律する際には、環境の影響も大きく関わってきます。温度や湿度の変化などがピアノに影響を与えるため、できるだけ安定した環境で調律を行うようにしてください。
さらに、調律の際には、ピアノの弦に力を加えるため、緊張感のある姿勢で作業を行うことが大切です。
万が一調律に失敗した場合ピアノの状態を更に悪くしている場合も想定され、通常ご請求させていただく料金以上のコストをご負担いただかなければならない可能性が高くなります。

自分でピアノを調律するメリットとデメリット

自分でピアノを調律することには、いくつかのメリットとデメリットがあります。以下でそれぞれを解説します。

自分でピアノを調律するメリット

自分でピアノを調律するメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

 
  • 費用の節約
    プロに頼むと高額な費用がかかりますが、自分で調律することで費用を抑えることができます。しかし、知識や技術が無い故のリスクが伴います。
  • 自分好みの調律
    自分で調律することで、自分の好みに合わせた音色に調律することができます。ただし、正確な音色を求める場合、その判断ができない場合はデメリットにもなります。
  • 練習の機会
  • 自分で調律することで、ピアノの内部構造を理解することができ、ピアノのメンテナンスや修理について学ぶことができます。
    ただし、分解してもとに戻せなくなるリスクも考えた上で、自己責任で行う必要があります。内部構造をご自身で分解してしまった場合、元の状態に戻せる保証も致しかねます。

 

このように、調律を自分ですること自体にはメリット自体はありますが、いきなり高額なピアノを自分で調律するとなると、デメリットやリスクはたくさんあるので、これらのメリットを想定しても、やはり調律師に依頼することをおすすめします。

 

自分でピアノを調律するデメリット

自分でピアノを調律することには以下のようなデメリットがあります。もし自分で調律を考えている場合は、以下の事を確認し、改めて自分で調律するかどうかを判断しましょう。

 
  • 技術的な知識と経験が必要
    ピアノの調律は専門的な技術と知識が必要であり、初心者には難しい作業です。
  • 間違いが起こりやすい
    ピアノを調律するときにミスをすると、ピアノの音が悪くなったり、壊れてしまったりする可能性があります。
  • 調律にかかる時間
    自分でピアノを調律するには、時間がかかることがあります。また、時間がない場合はプロに依頼する方が効率的です。
 

このように、費用を調律に割ける場合や、大事な演奏の機会がある場合などは、調律師に依頼するのがベストです。

自分でピアノ調律ができない場合の対処法

ピアノを調律する際には、自分で行うこともできますが、正確に調律するには熟練した技術が必要です。もし自分で調律することができない場合は、プロの調律師に依頼することをおすすめします。

自分でピアノ調律ができない場合の対処法

プロの調律師に依頼する

プロに依頼することで、ピアノの状態を正確に把握し、最適な調律を行うことができます。この、ピアノの状態を正確に把握することは、熟練の技術や経験があってこそです。
また、プロは調律に優れた特殊な道具を使い、正確かつ迅速に調律を行うことができます。自分で調律するよりも、より高品質で安定した調律が期待できますので、ピアノの価値やコンディションを維持するなら、プロの調律師に依頼しましょう。

 

プロによる調律のメリット

プロの調律師は、豊富な経験と技術を持っています。また、プロの調律師は、ピアノの構造や音響に関する専門知識を持っており、調律だけでなく、ピアノのメンテナンスや修理もしてくれます。
その過程で、調律やメンテナンスに関するアドバイスを受けることができ、正しいピアノの管理方法について知ることもできるので、プロの調律師に依頼をする場合は、費用面の心配がなければ、基本的にメリットしかありません。
何より、この様に、自分で調律する場合と比べ、より高度な技術でピアノを調律・メンテナンスをしてもらえるので、自分で調律する場合にはない、安心や信頼感が大きいです。

ヤマハの調律サービス

サービス内容と特徴

当社の調律師はヤマハ認定調律師の資格を有しているヤマハピアノのエキスパートです。各機種の構造、特徴を把握しているため、わずかな変化も見逃さず正確に調整・修復し、お客様のピアノが持っているパフォーマンスを最大限に引き出します。また当社調律師は単に調律だけではなく、その作業過程において、弦、ハンマー、鍵盤など細部にわたってお客様のピアノの状態を確認。その場でできる調整に対応できるほか、状態によってはセンターへの持ち込み修理のアドバイスなども行います。

 

依頼方法と料金

当社調律サービスの基本料金はヤマハアップライトピアノが1万6,500円、ヤマハグランドピアノが2万350円(いずれも税込)となっています。このほか別途出張経費を頂戴しますので、詳細なお見積もり等のご依頼は、お電話もしくはホームページの専用フォームにてお申し付けください。このほか調律に関するご質問なども、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

自分でピアノを調律することで、費用がかからず、その場ですぐできるというメリットがありますが、一方、専門的な知識や技術が無いと、ピアノの音色に悪影響を与えることがあります。逆に、プロによる調律は専門的な技術や知識を提供するサービスである都合上、高いコストがかかりますが、ピアノの音質や状態を保つためには必要なことです。なので、自分で調律するかどうかは、その時の状況から見極め、できるだけプロの調律師へ依頼することをおすすめします。