ピアノ買取、ピアノ調律・修理、中古ピアノ販売のヤマハピアノサービス

「ピアノへの想いをつなぐ」ということ

ヤマハピアノサービス株式会社 代表取締役社長

佐々木 慶和

人生に寄り添うピアノ

製品を販売したら終わり、ではなくお客様に寄り添い、最後まで責任を持ってその製品に関わっていく。当社<ヤマハピアノサービス>は、そんな思いと責任を胸に、ヤマハグループの一員として設立されました。SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)という考え方はもちろん、サステナブルという言葉への馴染みも薄かった1988年のことです。
以来、私たちはヤマハグループの企業理念「音・音楽を原点に培った技術と感性で、新たな感動と豊かな文化を世界の人々とともに創りつづけます」の下、さまざまな理由からお客様が手放さざる得なくなったピアノを買取り、全国3箇所の工房(掛川、横浜、大阪)において、ヤマハ純正部品を用いた修復を行い、それを『リニューアルピアノ®︎』として再生し、新たなお客様の元へとお届けしてきました。
「ピアノはそれぞれの人生とともにある」。ピアノを買い取る際、「娘が小学校に入る時に買ったピアノで」、「亡くなった祖母が弾いていた後姿を思い出す」といったピアノにまつわる思い出をお聞きすることがあります。そんな話を聞く度、私たちはピアノは単なるモノではなく、一人ひとりの生活、人生、思い出に寄り添うものであることを再確認させられます。「いざピアノを手放すとなった際には、外装の傷すら愛おしく思える」という声をいただくことがありますが、そんなお客様の想いは、けして大袈裟でも誇張でもありません。だからこそ私たちは「ヤマハを選んで良かった」「ピアノをヤマハに返して良かった」と思っていただけるために、強い責任感で一台一台のピアノに向き合っていかなければならないのです。

 

人生に寄り添うピアノ

あらゆるステークホルダーと共に

あらゆるステークホルダーと共に

坂本龍一さんによる東日本大震災復興支援プロジェクト『津波ピアノ』、西日本豪雨被害(2018年)、令和元年東日本台風被害(2019年)における被災ピアノの引き取り作業など、いわゆる社会貢献の一環として私たちが行ってきた活動についても、そのベースにある思いは同じです。「ヤマハのピアノをお買い求めいただいたお客様に、今、何をすべきか」という考えの基、常に私たちは行動してきました。
一方、これらの活動は私たち単独ですべてを完遂できるものではありません。たとえば被災ピアノの引き取りについては、日頃からピアノの運搬でお付き合いのあるニシリク運送様、北関東ピアノ運送様による多大なるご協力をいただきました。難しい課題があった輸送条件のもと、協力してくれたパートナー企業には深く感謝していますし、同時にあらゆるステークホルダーとの間で、想いや価値観を共有することが、より高いレベルでの社会的責任を果たすという点で重要だと感じています。

 

 

私たちが立つ場所、見るべき風景

SDGsは今という時代を生き、将来にバトンを渡す私たちにとって最重要の課題です。17の目標が掲げられているなか、メーカーの一員である私たちにとって直接的なテーマは、持続可能な精算と消費のパターンを確保する<12.つくる責任、つかう責任>でしょう。もちろんそれが重要であることは踏まえた上で、SDGsが貧困、教育、環境、ジェンダーなどの分野を包括したものであることを考えると、ある一部のみにフォーカスするのではなく、幅広い視野に基づいた行動が求められてきます。その意味では私たちが軸を置くのは「ピアノへの責任」であり、見るべきものは「お客様の想い」という多様な風景です。
お客様の想いとヤマハの想い、それらがシンクロしなければ、あるいはそのどちらかが欠けても買取〜修復〜再生という私たちの事業は成立しませんし、私たちが考える「ピアノへの責任」も果たしようがありません。だからこそ私たちは今一度、この言葉を強く胸に刻みます。

「ピアノへの想いをつなぐ」

 

私たちが立つ場所、見るべき風景